尊い命から学ぶこと。

こんばんは。

少しずつ、少しずつ前に進みつつある石巻の町。
幸い、僕たちが出会い支援してる方たちは、
僕たちが元気を貰うぐらいのパワーを持っていて、
どんどん前に進んでいる。

しかし、街を移動しているとまだまだ辛い爪痕を目にする。
特に今回はミッション1の時の衝撃に近い感情を感じた場所があった。

北上川沿いにある大川小学校跡。

東北大震災の中でも最も辛い被災をした場所のひとつ。
テレビで知ってる方も多いはず。
児童108名中70名以上が亡くなり、
多くの教諭も亡くなっている。

この場所を見たとき、
僕は1年前の感情を思い出した。
車の中は静まり、誰一人声を出さない。
写真を撮る事をためらった、
でも今後同じ過ちをしない為にも僕は写真を撮り、
ブログを書く事を決めました。

上の写真で校舎と裏山の距離がどれくらいかがわかると思う。
今は取り壊された校舎もあり、
当時よりも裏山へ入りやすくはなっていると思いますが、
とても近くかったです。
そして山の中腹に人が立ってるが見えるでしょうか。
WE ARE ONEメンバーが登っています。

ふもとまでは簡単に行けて、
そこからの斜面は急ですが大人の足で1分も掛からずに登れます。
そして大人が5人くらい斜面に並べば、
小さな子供や老人の方をリレーで登らす事も簡単です。
津波到達地点より上には平らで補強された場所がありました。

もちろんこれらは結果論ですが、
地震発生後、この場所への津波到達までの時間は50分。

先生の指示を信じ校庭へ避難し待ち続けていた生徒達。
最終、先生達の判断で斜面を登るのが危険との事で、
少し小高い三角州を目指してる時に津波に襲われたそうです。

津波を警戒し非難するまでの時間と場所。
ここから多くを学ばなければいけないと思います。

丘の上から撮った写真。

山に囲まれた静かな町。
向かいの山にうっすら見えるのが北上中学校。
小学校や中学校がありますが民家は1件も見えません。
全てが流されてしまったのだと思います。

河口からは5kmほどの場所だそうです。

和歌山にも多くの河川と三角州があります。
海沿いの海から2kmの場所より、
川沿いの海から10kmの場所の方が被害が大きい場所があります。

今一度、家族で地震への対応を話してみてください。
その事により守れる命は必ずあります。

亡くなった尊い命の為にも、過ちを繰り返してはいけません。