こんにちは。
昨日のミッションで初めて紀南の山手に入ったのですが、
その状況は想像を超えるものでした。
もっとも驚いたのは熊野川の水位の変化の高低差と水の量です。
この橋は国道１６８号に掛かる県道７８０号線の橋。
堤防の上10ｍほどのところを通っておりこの辺りでは最も高いところに位置しています。
橋は２００～３００ｍの長さで、その下を通る現在の熊野川は川幅数十ｍと言った感じ。
しかし、橋を良く見ると川上方向の柵には多くの流木が絡んだ状態。
（目盛りの一番上が１２ｍと記してあります。）
そこに記された危険水位を図る数値でも分るように、この橋の高さは優に２０ｍはあります。
つまり現在、数十ｍの川が川幅数百ｍ、高さ２０ｍに渡り増水したことになります。
また川の流れは強く、道路標識もこの状態。
堤防沿いの家屋は形は残すものの、一度は全てが水の中に沈んだのが分ります。
１日から２日の雨がここまでの災いをもたらすと、
現実の状況をみても想像が出来ません。
今日は紀南地域から自衛隊が完全撤退するそうです。
本当にご苦労様でした。
しかし、復興への道はまだまだ長いのです。