M5 最終レポート @南相馬。

最終日の8日の朝。
僕達は南相馬市に向かった。
始めに日本を代表するサーフポイント北泉に行くと、
誰も居ない海には、もちろん誰も乗っていない波がブレイクしていました。

この辺りも綺麗に片付けられており、
放射能の問題がなければ、きっとリフレッシュにサーファーが来ていただろうと思います。
近くのおばさん達が散歩に来ていました。

おばさん達も、前はサーファーがたくさん居て、
有名な場所だったんだよって教えてくれました。
その後、南相馬市役所へ移動。

入り口にはwe are oneのミッションで届けられた、
ハワイからの寄せ書きの日本国旗が掲げられていました。


お忙しい中、いつものように桜井市長は僕達と面会して頂き、
いつもの明るさで楽しいミーティングとなりました。

少しずつ市民が戻ってきているが、
まだまだ多くの市民が町を離れた状態で、
特に今後を担う30代、40代の世代の戻りが少ないとの事でした。
おそらく、その世代は幼い子供を持っている家庭も多く、
放射能の影響を考えてのこととも思われます。
実際、福島に入るとガイガーカウンターの示す数字は、
少ないところもあれば、
極度に高い場所(ホットスポット)も各所に見られるのも事実。
僕達は専門家ではないのでなんともいえませんが、
普通ではないのは明らかです。
今回、半年振りに東北を訪れ感じたことは、
瓦礫は片付けられ(寄せ集められて)、街は綺麗にはなってきています。
しかし、新たな建物が立ったり、
街が整備され始めてる場所は何処も無く、
まだまだこれからと言った感じでした。
これには、国の政策待ちの部分が多く、
個人は動けるがどの方向に動けばよいのか分らないと言った感があります。
また、放射能に関しては数字で見る限り、
福島を中心に高い地域があり、
宮城まで行くと関東とそれほど変わらないのが現状です。
これに関しても、数値が低くなれば、
震災前のデータがないので、
いままでもどうだったのかと言う疑問が出てくるのが正直なところです。
便利な時代になり、農薬や添加物が多く使われ始め、
次に無農薬や無添加と言うものが好まれ始めたのと同じように、
新たに生活の中で注意喚起が必要な部分が増えたととらえなければいけないのかもしれません。
近い将来、不動産関係の広告に『ここの地域は無汚染です』と言う言葉が当たり前にならない事を祈ります。

今回が今年最期のミッションとなり、
今までとはまた違った気持ちで集まり、解散したメンバー。

いつもバタバタですが、
カービーをはじめ、皆のパワーと情熱にはいつも頭が下がります。
また、来年、皆が集まる時まで。
we are one。


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